八ヶ岳 蓼科山    平成21年12月27日

コースタイム スキー場上部9;30〜七合目登山口10;00〜11;30将軍平12;00〜
13;45山頂14;15〜16;00女神茶屋登山口


スキー場から
雲海に浮かぶ北アルプス
平野さん、松井さんと北朝霞駅に前夜集合し、関越自動車道〜上信越自動車道で佐久ICまで行く。暮れは高速道の一律1000円がないためか渋滞ナシです。佐久平駅近くで買出しをして一路女神こまで走る。雪は蓼科牧場に着くまでほとんどなし順調に走れた。スキー場リフト乗り場付近でテン場を物色したが良さそうなところが無く、女神湖の脇のスポーツ施設前にテントを張った。道路上の広いところで雪の無いところを選んだが八ヶ岳の舗装道路は意外と冷たかった。満点の星空の下松井さんと暫し寝酒を酌み交わしてシュラフに潜りこんだ、平野さんは早々と車の中でお休みになった。早朝、平野さんは小斎の湯まで先乗りのメンバーを迎えに行った。
ちょっとした行き違いで小斎の湯集合の武井さんが遅れて集合した。武井さんの車を下山口の女神茶屋の駐車場にデポして我々の待つ女神湖に集合した。本日のメンバーは平野さんの仲間2名(女性)と松井さんの仲間の武井さんで総勢6人のパーテーです。予定より遅れたためゴンドラを利用して楽チン登山とした。ゴンドラ終点で振り返ると頚城山塊ー後立山ー北アルプスの真っ白な稜線が雲海に浮かんで見える。歩くこともなくこんな予想外の展望に暫く立ちすくんでしまった。

七合目登山口の鳥居
スキー場の奥の登山道を行く。緩やかに登りの、唐松林の雪道を行くと、まもなく林道を横断するころには汗も出るようになってジャケット一枚を脱ぐようになった。林道の先に丸い蓼科山山頂部が逆光に幾分黒く見えてくる。林道には大河原峠の小屋へのものらしいキャタピラの跡がある。七合目登山口の鳥居をくぐりやがて天狗の露地で再び展望を楽しむ。雲海が薄れて下界のスキー場や低い山並みも見えるようになってきた。

天狗の露地からの眺め
中央に剣岳、立山

山頂です
雪が少なくゴーロが露出
急登が始まり、窪地の急斜面はトレースも消えてそれなりに深くなるとラッセルを強いられるようになった。それも僅かで将軍平の蓼科山荘に到着した。トイレは閉鎖です。天祥寺原へ下るトレースも無かった。これからの急なのぼりに備えて昼食の大休憩をする。食事の後、男性人はワカンかスノーシューを、女性人はアイゼンを装着して出発する。男性人がステップを踏み固め後を女性人に登ってもらうが女性人の方が体力があり先にいってもらうことになる。森林限界を過ぎるといよいよ最後の急斜面になるが浅間山を眺めながら立ち休みを繰り返して漸く山頂に到着した。まさに360度の展望は冬だけでも5回は登っているが最高のものでした。山頂にいた金沢大学の若者たちとお互いのシャッターを押しあって下山をした。

下山途中
縞枯れと南八ヶ岳
山頂の南側の路岩帯は積雪が少なく歩きにくかった。樹林帯に入ると樹木に乗った雪の形が面白く、縞枯れにはそれなりの風情があって楽しいものです。時々、樹林が切れたところからは南八ヶ岳の荒々しく近づき、南アルプスが雄大に横たわって見えたりするのでそのたび立ち止まってしまうのです。松井さんと武井さんに先に下りてもらい車の回収を頼んだので登山口に下りたのと同時に車2台も勢揃いできた。小斎の湯に立ち寄り宿で教えてもらったお蕎麦屋さんで打ち上げをした。武井さんは戸台に移動して明日から甲斐駒ケ岳に一人で登る為温泉でお別れした。私は茅野で降ろしてもらい電車で岐路に着いた。今年の山行も無事終了いたしました。